「ダイエットは体重計の数値がすべて!体重が落ちないならダイエットは失敗だ!」と考える人は少なくないはず。
病院の医者は体重を落とせとうるさくいうし、著名なボディビルダーやユー〇〇ーバーも「体重を〇〇kg落とすテクニック!」「体重が落ちない原因は〇〇!」などと誇張しますよね。
ということもあり、ダイエットにおいて体重の数値は絶対的なモノだという考えが多くの人に定着しているようです。
そこで当記事では、『体重計に乗らない→メンタル安定→結果、成功しやすい。体重計の数値のワナ』について紹介します。
体重計、乗らんでもええで。
もくじ
【ダイエット】体重計に乗らない→メンタル安定→結果、成功しやすい
一般的に、ダイエットをするときは体重計に乗るのが必須だといわれます。
しかし、個人的にはNOだと思っており、むしろ体重計の数値がダイエットを成功させるための邪魔者にもなるとすら思っています(^ ^;)
体重計は絶対にいらない!というわけでもなりませんが、数値を追いかけることでダイエットそのものの目的を見誤ってしまうと、ダイエットの成功率はさがりやすいです。
多くの場合、よほどの病気でもないかぎり、ダイエットの目的は『見た目をよくする』です。
ここを忘れてしまうと、体重計の数値に一喜一憂するハメになるので注意したいところ。
ダイエットの目的は「体重計の数値を落とすこと」ではない
体重計の数値ばかりを追っていると、ダイエットの本質を見失いやすいです。
ダイエットの目的は「カラダの見た目をよくすること」に在り。
もちろん、すべての人がボディラインを美しくしたいからダイエットしているというわけではありません。
たとえば、医者から糖尿病と診断された人だと、まずは体重の数値を減らすように指示されることもあるでしょう(経験済み)。
医者たちは体重の数値を健康のバロメーターにしています。
そのため、糖尿病を患っているのなら、まずは医師の指示どおりに数値を落とさなければなりません。
しかし、「ちょっと太ってきたから痩せなきゃな」とか「痩せてモテボディになりたい!」と考えるカジュアルなダイエッターの場合は、また話が別だったり。
体重の数値を落とせたとしうても、不健康で貧弱なカラダなら失敗なのでは…?
一般ダイエッターは、かならずしも数値の減りがダイエット成功に直結するわけではありません。
ダイエットの数値を追い求めすぎるあまり、ちょっとスリムになったけど、人生の幸福度が下がった…なんていうパターンは珍しくない。
ダイエットの数値を落とすことに夢中になるあまり、「食事の時間が楽しくなくなった」「拒食症になった」「メンタルがガタガタになってしまった」という負のループに陥ることもあります。
多くの場合、カジュアルな気持ちでダイエットをしたいと考える人は、カラダの見た目を改善するのが目的のはず。
毎日体重計に乗って、表示される数値に一喜一憂してしまっては、ダイエットを継続するのが難しくなるだけでなく、メンタルを消耗しやすくなるので気をつけたいですね。
まずは健康体で在ること。
つぎに、カラダの見た目がスリムになり、カッコよくなること。
体重の数値は、あとからついてくるもの。
ダイエットの目的は、「体重の数値を減らすこと」ではないのです。
体重計の数値はあくまで目安として…。
数値ばかりをアテにしているとメンタルを消耗しやすい
ここまで、体重計の数値ばかりをダイエット成功の目安にしているとメンタルを消耗しやすい、と前述しました。
ダイエットをしているときは精神が過敏になりやすいため、体重が0.5kg増えただけでも不安になってしまう人もいるでしょう。その気持ちは痛いほどわかります(^ ^;)
たとえば、毎日体重計に乗っていると、「まだ体重が落ちない…」だとか「がんばって食事制限をしているのに1kg増えた…もうダメだ…」なんていう負のループに陥りやすい。
しかし、忘れてはならないことがあります。
それは、『カラダの体重は1日のなかで1~3kgは変動する』という部分です。
翌日に体重が1kg増えた?それ、正常です
たとえば、水を1リットル飲み、1日3食キッチリ食べた人の場合、夜に体重を計ると1~3kgくらい増えています。
当然ではありますが、摂取したカロリーが汗やエネルギー、便として排出されないかぎりは体内に溜まります。そのため、私生活のなかで体重は1~3kgくらいはガンガン変わる。
その日の夜、体重計の乗るとめっちゃ太ったような錯覚に陥りがちですが、表示される数値は至って正常です。
大抵の場合、ドカ食いしてしまっても数日もすれば体重は正常に戻ります。
ダイエット中、週に1度くらいは通常食に戻したところでリバウンドするわけはないというワケです。
体脂肪が1kg増えるには、7,000kcal必要だといわれます。
たった1日、2,000kcalオーバーしたくらいでは絶対に太りません、というか理論上は太れないはず。
プロのボディビルダーさんは激しい食事制限やトレーニングの反動で、退会後の食事で一気に太るなんてこともありますが、一般人にとっては関係の話ですね…。
1食抜いて、さらに運動して、翌日1kg減った!やった!
↓
翌々日、2kg増えた…
なんていうループはごく当然でございます。ちょっと体重が増えたからといって、さらに食事制限をしようなどと考えないほうが賢明です。
極端に炭水化物と塩分をカットすると、体内に水が蓄積されにくくなります。
炭水化物と塩分と水はカラダのなかに結びつきやすいからです。
それらを極端にカットすると、体重計の数値は1~3kgは平気で落ちるのです。
カラダの脂肪は、たった1~3週間では落ちません。
一般的に、体脂肪1kg落とすためには7,000kcal前後の消費が必要だといわれています。
よって、体重計の数値をダイエット成功の指標にしてしまうのはよろしくないんですね。
やるべきことをしていれば、ダイエットは必ず上手くいく
ダイエットをするときに忘れてはならないマインドは、「定めた期間を、定めた方法でやり切る」というものです。これが基本中の基本。
基本ルールは「消費カロリー>摂取カロリー」を守ることですが、普段食べている量を1/3~1/2ほどカットするだけでも十分痩せます。
たとえば、普段は白米を200~250gガッツリ食べている人は、150gに落とすだけでも確実に痩せていく。
僕はさまざまなトレーニングやダイエット法を試しましたが、PFCバランスが何パーセントだの、有酸素運動の時間が何分だとか、筋トレのセット数レップ数がうんぬん…だとかは考えなくてもいいということを学びました。
もちろん、鳥ささみとブロッコリーなどを我慢して食べ続ける必要もありません。
「普段食べている食事を、1/3~1/2ほどカットする」というシンプルな取り組みでもOK。
白米は150gまで、うどんなら一玉、ざるそば・パスタなら80gまで…というルールを徹底するだけで、食べ過ぎで太った人は痩せていくはずです。
(※ちなみに、このテクニックは管理栄養士も提唱するベーシックなダイエット法です)
【ダイエット】体重計に乗らない→メンタル安定→結果、成功しやすい。体重計の数値のワナ|まとめ
『体重計に乗らない→メンタル安定→結果、成功しやすい。体重計の数値のワナ』について紹介しました。
やるべきことだけやりましょう。体重計の数値を追いもとめすぎず、ただ黙々と決めた食事量を守るだけでOKです。
そうすれば、結果(体重の数値の低下、ボディラインの変化など)はかならずついてきます。
【マイナス32kg】1日1,000kcalの食事制限で96kg→64kgのダイエットに成功したときの話。炭水化物は食べても痩せる。