ダイエットで「そんなに食べてないのに痩せない」理由

ダイエットを成功させるために「とにかくカロリーを減らそう!食べないぞ!」と考え、超ローカロリーダイエットをおこなう人は少なくないはず。

がしかし、超ローカロリーダイエットは、かならずどこかで『そんなに食べていないのに痩せない現象』の壁に当たってしまいます。

頑張っているにもかかわらず、結果が出ないことも多いのです。

そこで当記事では、『ダイエットでそんなに食べていないのに痩せない理由」を紹介します。

☆ライタープロフィール

【おもな所有資格】

生涯学習財団・ヘルスケア財団・メンタルケア学術学会認定 『メンタルケアカウンセラー®︎』有資格者。

一般社団法人 ケアフィット推進機構認定『生活習慣病予防プランナー』有資格者。

 

もくじ

ダイエットで「そんなに食べてないのに痩せない」理由

ダイエット初心者さんが減量にとり組むとき、考えがちなのが「とにかくカロリーを減らす」というものです。

超ローカロリーダイエットは短期的には効果があるものの、『痩せにくく太りやすいカラダ』になりやすいので注意が必要です。

僕自身、過去に3食ヨーグルトのみのダイエットや、半年ほど3食ざるそばのみダイエットを試したことがあります。

結果として痩せることに成功したものの、太りやすくメンタリティもボロボロになったという経験…(^ ^;)

カラダのコンディションを切り替えずに、ローカロリー状態をダラダラと続けてしまうと弊害もあるので注意!

 

そんなに食べてないのに痩せないのは、カラダが冬眠モードに入っているから

ダイエットをしているときにありがちなパターンが、「あまり食べている気はしないんだけど、なぜか太る(あるいは痩せない)」というもの。

上記はダイエッターあるあるですが、とくに超ローカロリーダイエットをおこなっている人に見られる現象です。

1日1,500kcalを下回るような超ローカロリーダイエットをしていると、カラダの生命維持装置が強くはたらき、カラダが冬眠モードに入ってしまうので注意が必要です。

 

ダイエットを成功させるためのカギは「恒常性(ホメオスタシス)」のコントロールにあり!

摂取カロリーを減らすと、カラダは防衛反応をおこします。

カラダの生命維持するための「恒常性(ホメオスタシス)」が過剰にはたらくと、基礎代謝の低下がおこりやすくなります。

精神がネガティブになったり、心身疲労、不眠、イラつきなど、情緒が不安定になりがち。

当ブログでは、この現象を【冬眠モード】と呼んでいます。

カラダが冬眠モードに入ると、カロリーを減らし続けているにもかかわらず、なぜか痩せない負のループに陥りやすいのです。

「できるだけ体重低下をおさえよう!少ないカロリーからも脂肪を蓄えなきゃ死ぬぞ!」というふうに、カラダが必死で生命を守ろうとする。

ホメオスタシスは私たち人間が生きていくために欠かせないシステムですが、ダイエットでは仇となりやすいので、上手にコントロールしたいところです。

 

カラダの冬眠モードを解除するためのテクニック

恒常性(ホメオスタシス)は、カラダの命を守ってくれるありがたい防御システム。

しかし、ダイエットをスムーズに進めるための障害ともなりやすいので、上手に付き合っていきましょう。

ダイエットをしていると、「そんなに食べていないのに痩せないんだよなぁ」という時期がおとずれやすいです。

試すべきは、カラダの状態を冬眠モードからニュートラル(平常運転)モードに戻すこと。

解決策としては、以下のようなものがあげられます。

カラダの冬眠モードを解除するためのテクニック

●摂取カロリーを一般食並みに戻す

●ダイエット中、週に1度は好きなものを食べる

●月に1度、カロリーを無視してなんでも食べていい日を設ける

●有酸素運動と筋トレを頑張りすぎない

 

摂取カロリーを一般食並みに戻す

ダイエットを続けていると、いつの間にか「痩せにくく太りやすいカラダ」になってしまいがち。

とくに、超ローカロリーダイエットをしている人は、上記のようなカラダになりやすい印象です。

ダイエットでは摂取カロリーを減らす人がほとんど。

なかには、1日1,000kcalしか食べない人などもおり、過剰なまでのローカロリー志向が蔓延しています。

超ローカロリーダイエットは一時的には効果があります。

しかし、それを続けていると心身がボロボロになるばかりか、痩せにくく太りやすいカラダになってしまうので注意すべし!

 

ダイエット中、週に1度は好きなものを食べる

ダイエット中は、週に1度くらいは息抜きと称してすきなものを食べる日を設けたいです。

「ダイエット中に好きなものを食べるなんて甘えだ!気合いと根性で乗り切れ!」という考え方は、もはや昭和のものになりつつあります。

著名なボディビルダーや、ダイエットを成功させる人ほど、ONとOFFの使い分けができています。

週に1~2回は好きなものを食べる日を設け、そのほかの日はストイックに…という取り組みをしているトレーニーは少なくありません。

 

また、好きなものを食べていい日を設けることでメンタルへのストレスが和らぐため、カラダの恒常性がやわらぐという効果も。

気持ちとカラダを整えるためにも、週に1度くらいは「好きなものを食べる日」を設けるとGOOD。

週に1度くらいラーメンやカレーライスを食べても、普通に痩せるので大丈夫ですよ。
※ただし、週1ご褒美デーは適正摂取カロリーの範囲内で済ませるようにしましょう。ドカ食いデーは月1度だけ!

 

月に1度、カロリーを無視してなんでも食べていい日を設ける

月に1度だけ、カロリーなど無視してドカ食いしていい日を設けても大丈夫です。

いわゆる「チートデイ」とも呼ばれるテクニックですね。

ダイエット中はカラダの基礎代謝が落ちやすくなり、食べ物を減らしても体重が落ちにくくなるなどのトラブルもおこりやすくなります。

そんなときは、心身をニュートラルに戻すという意味でも、チートデイを取り入れたいところ。

 

有酸素運動と筋トレを頑張りすぎない

ダイエット中はカラダに入ってくるエネルギー量が少なくなりがち。

そのため、普段通りのトレーニングや運動をおこない続けるとツラくなり、ストレスが溜まり、恒常性が過剰にはたらきやすくなるので注意したいです。

 

たとえば、筋トレ。

平常時のトレーニング内容と、減量しているときの内容には違いがあります。

ダイエット中は負荷を弱めるか、セット数などを減らすなどの微調整をするというのは、トレーニーの間ではポピュラーな考え方。

ダイエットをしているときは、ただでさえカラダの恒常性(ホメオスタシス)が働きやすくなります。

有酸素や筋トレなどのトレーニングをがんばりすぎるあまり、カラダに疲労感が溜まりすぎると、より恒常性が働くのでバランスが大切です。

ダイエットを継続するうえでは、有酸素運動や筋トレをがんばりすぎないことも大切なことです。

毎日〇〇km走る!さらに毎日ハードな筋トレを!休みは週1のみ!…なんていうストイックな取り組みをし続けていると、どこかでカラダをブッ壊してしまうでしょう。ちなみにコレは筆者の体験談です(^ ^;)

 

ダイエットで「そんなに食べてないのに痩せない」理由|まとめ

ダイエットでそんなに食べていないのに痩せない理由について紹介しました。

ダイエットをしているときは、「とにかくカロリーを減らすべき!食べちゃだめ!」と考える人もいるでしょう。

超ローカロリーダイエットを続けていると、かならずどこかで『そんなに食べていないのに痩せない現象』の壁にブチあたります。

そんなときは、当記事で紹介していることを参考にすれば、ダイエットはスムーズに進むはずです!

 

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