炭水化物を食べないほうが頭スッキリするし集中しやすい…という現実。「うまい!」は麻薬?

僕は白米や麺類などをはじめとする「炭水化物」が大好きだ。

しかし、炭水化物を食べるとなぜか頭がスッキリしない。

血糖値やドーパミンの変動が関係しているとは思うものの、科学者ではないためくわしいことはわからず。

ひとつだけ確信しているのは、僕のカラダにとって炭水化物はすべてがプラス要素になっているとはいえない、ということだ。

もくじ

炭水化物を食べないほうが頭スッキリするし集中しやすい

そういえば以前、美容師さんがこんなことをいっていた。

美容師「炭水化物を抜いているのですが、頭がスッキリするしカラダも軽い印象があるんですよね〜♪」

僕も以前、断食をおこなったことがある。

エネルギー不足に陥るかと思いきや、それほどでもなかった。

むしろ、頭と身体感覚が冴えているような感覚さえあった。

炭水化物はエネルギー源ではあるものの、体質や量などによってはネガティブ要素にもなるのだと痛感中…。

 

炭水化物を食べるとメンタルが不安定になりやすい

GI値の高い炭水化物を摂ると、カラダの血糖値がおおきく変わりやすい。

たとえば、白砂糖が含まれているものをたくさん食べると血糖値が急上昇・急下降しやすい。

これは周知の事実である。

 

一般的に、血糖値がかわるときにメンタルが不安定になるといわれている。

イライラしたり、情緒不安、不眠、集中力の欠如などは血糖値が関係しているというわけだろう。

僕自身、白米をガッツリ食べたときはメンタルが不安定になるし、集中力も欠け、カラダがズッシリと重く感じる。

一方、炭水化物を抜いた日や、オートミールなど低GI値の食べ物を摂ったあとは、カラダの調子がいいということに気がついた。

とくに、炭水化物を抜いたあとのコンディションはすこぶる好調である。

 

カラダがエネルギー不足に陥っているときには糖質が役立つ。

しかし、体内に十分なエネルギーがあるときに糖質を摂ると、情緒不安がうまれやすくなり、カラダが重く感じ、集中力の低下をまねきやすい。

 

「甘いものを食べれば体力回復!」…本当にそうか?

よく「疲れたときに甘いものを食べると頭がスッキリして回復する!」という人がいる。

それはたぶん、ドーパミンと血糖値の影響だ。

正確にいうと、体力が回復しているのではなく、ドーパミン(脳内麻薬)が幻覚を見せているだけだろう。

『最高に”ハイ”だぜ!』というやつ。これに誤魔化されている。

また、血糖値が急上昇するとカラダにエネルギーが湧いたような印象があるが、これも錯覚だと思う。

 

動かないなら炭水化物は食うな

シンプルに「動く予定があるなら食え。動かないなら食うな」である。

もし食後に動く予定がないのなら、炭水化物は控えたほうがいい。

 

車にたとえるなら、炭水化物は「ガソリン」といったところだろうか。

ガソリンが満タンであるにもかかわらず、なみなみとガソリンを注ごうとすると、車体はイカれてしまう。

ガソリン不足になっているなら注いだほうがいいけれど、満タンなら注ぐ必要はないというわけだ。

満タンなのにガソリンを注いでしまうと、サビがうまれたり、機能不全に陥ったりする…なんていうトラブルがうまれるっちゅーわけですな。

 

そういえな以前、スポーツジムのトレーナーがこんなことを言っていた。

トレーナー「食後に動く予定がないのなら…炭水化物は食べなくても大丈夫ですよ。でも、トレーニングをするなどの予定があるなら、炭水化物は摂らなきゃダメですね」

動くなら食え、動かないなら食うな…である。

 

「この後に運動する予定がある」「トレーニング前の食事だ」「会社の通勤で歩かなきゃならない」というような人は炭水化物を摂ったほうがいい。

しかし、ほぼ在宅で動きません、みたいな人は炭水化物を摂らないほうが良いというパターンもある。

 

炭水化物を摂ると「ドーパミン」が発生する

甘いものを食べると脳内麻薬がドバドバ出る

医療法人社団KYG医療会 ハタイクリニック 院長が、「炭水化物とカラダの不調」について興味深いことを書いている。

以下、Agelessより引用。

糖質を摂取すると、脳内にあるドーパミンと呼ばれる物質が少なくなるドーパミン低下という現象が起こります。

ドーパミンは元気にハツラツとした日々を過ごすために必要な脳内物質ですが、分泌量が減ると「元気が出ない」「体がだるい」「寝ているのに眠い」などの症状を感じてしまうのです。

よく「甘いもの食べると元気になる」と言われるのは、糖質を摂取すると一時的にグッと血糖値が上がり、体にエネルギーが補強されるからです。

同時に脳内へ「β-エンドルフィン」と呼ばれる脳内麻薬物質も分泌されるため、気持ちよく感じることもあります。

しかし、これは一時的な効果で、時間が経てば血糖値が下がり、β-エンドルフィン分泌量も低下してしまいます。
すると、糖質を摂取したときにドーパミンが低下してしまっているので、再び疲れを感じ、根本的な解決にはなりません。

(引用元:Agelessより

 

「うまい!」は快楽物質

大好きな食べ物を摂ると、脳内で「うまい!」という感覚が発生する。

いわゆる『ドーパミン(快楽物質)』である。

一時的には幸福感を得られるものの、食後にはドーパミンが低下して倦怠感や眠気などがうまれやすい。

男性でいうなら「射精」のようなものだろうか。

射精すると快楽物質がうまれるが、そのあとはカラダに倦怠感がうまれ、眠くなる。

ドーパミンの発生量などには違いはあるだろうけど、美味しいものを食べることで快楽物質がうまれるというのは真実だと思う。

 

炭水化物を食べないほうが頭スッキリするし集中しやすい…という現実|まとめ

僕たちニンゲンは炭水化物が大好きだ。

しかし、食べるとカラダとメンタルに不調をきたしてしまう。なんだか皮肉な話である。

まるで喫煙者やアルコール中毒者さながら、僕たち一般人は炭水化物に「食べさせられている」のかもしれない。

動かないなら食うな、動くなら適切な量を摂れ。これを忘れてはならない。

そして、基本的には炭水化物はあまり食べないほうがカラダにはいいんじゃないか…と思った体験談だ。